言葉のセンス磨きたくないですか???
私はテレビっ子でラジオも好きです。芸人さんの、教養があって面白い一言・秀逸な一言を聞く度に「なんでこんなにセンスがあるのだろう?」と思います。
そんな時、本屋さんで「教養のある人がしている言葉選びの作法」という本に出合いました。
今回はこの本について紹介させていただきます。
・言葉のセンスを磨きたい!
・インプットだけしているけどアウトプットもしたい
という方におすすめの記事です。
実は…私は今まで読書はするけど読んで終わり!でした。ちゃんと読んだものをアウトプットしよう!と思ったきっかけになったのがこの本です。
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「教養のある人がしている、言葉選びの作法」ー概要
本の構成と読みやすさ
本の構成
第1章 言葉の「センス」とは何か――教養×状況を切り取る能力
齋藤 孝「教養のある人がしている、言葉選びの作法」,ぱる出版,2022年12月
第2章 「教養」とは何か――語彙力・構文・知識をベースに
第3章 「状況を切り取る能力」とは何か――センスある視点・切り口・角度の習得法
第4章 センスを磨く実践トレーニング
第5章 センスが光る発信例――文学作品・「話す」発信・「書く」発信・就活ビジネスシーン
第6章 言葉の「センス」で人生を豊かに
計224ページの本です。
読みやすさ
文字も大きくページ数も多くないので、3~4時間程で読むことができました。
タレントさんの具体例も多く、すっと頭に入ってきやすいので全体的に読みやすかったです◎
古文や慣用句・ことわざの一覧が具体的に載っています。ここを理解するまでじっくり読もうとすると少し難しいと感じるかもしれませんが、一般教養として勉強になりました。
本を読もうとおもったきっかけ
「言葉のセンスを磨きたい」と思ったからです。
私自身、ブログやSNSを使っています。そんな中で「もっとセンスのある言葉で発信したい」と思うようになりました。
また芸人の方が発する秀逸な一言にいつも「センスがいいな~」と思っていましした。
この本では、齋藤先生が「センスがある」「一味違う」と思われる言葉の正体を 丁寧に解きほぐし、その習得の仕方を解説されていることで読んでみようと思いました。
「not A but B」方式
本書の中ではテレビタレントさんの構文や言葉遣いが多く紹介されています。
ビッグボスの言葉のテクニックその1「not A but B」方式構文
齋藤 孝「教養のある人がしている、言葉選びの作法」,ぱる出版,2022年12月,P58
これは新庄監督の構文の一例として紹介されている構文です。
例えば「これからの主役は僕新庄ではなくて、チームのみんな、ファンの皆さんです」というもの。
「○○ではなく」と最初にもってくることで後半の伝えたいことが強調されるというものです。
なるほど~~~~!!
マジで少し言葉を工夫するだけでかっこよくなるんだなと理解しました。
他にもMCや芸人さんの言葉のテクニックが紹介されています。普段何気なく見ているテレビや聞いているラジオも言葉のセンスを磨く宝庫なんだと気づかれました。
センスを磨く実践トレーニング
本書では言葉のセンスを磨く実践トレーニングの方法も紹介されています。
その中でも心に刺さったのは「アウトプットを前提にインプットする」こと。
理想はインプットとアウトプットを同時に増やすことですが、まず苦手なアウトプットに主眼を置き、思い切って「インプット1:アウトプット9」の割合で取り組むのです。
齋藤 孝「教養のある人がしている、言葉選びの作法」,ぱる出版,2022年12月,P186
私は今まで「よりかっこよく発信したい」と思っていましたが、本を読むなどインプットばかりしてきました。
センスが向上したら発信するぞ~と思っていたのですが、そもそもセンスを磨くためにアウトプットが必要なのだとハッとさせられました。
しかもセンスの光る言葉たちの具体例が盛りだくさんなので、なんて良い教科書なんだ…!!
まとめ
言葉のセンスを磨きたい!何かを発信したい!と思っている方には教科書になる1冊でした。
この本を読んでから、SNSやテレビ・コメント欄に溢れる言葉たちに目を向けるようになりました。自分の中でビビッとセンスを感じるものがあったら書き留めるなど自分の中に落とし込むようにしています。
アウトプットで言葉のセンスをトレーニングしたいと思い、SNSやブログも精力的に書くようにしています。
言葉のセンスを磨きたい!何かを発信したい!と思っている方はぜひ読んでみてください。
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